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に防撓材を入れ表面には滑り止めを施す。航行時は油圧シリンダーにより閉鎖する。
バウ・バイザー(BOW−VISOR)
一般に沿海や近海を航行するカー・フェリーはランプドアーの船首側に油圧式トルクヒンジ(TORQUE−HINGE)により上げ下げできるようになっている船首部形状の保護構造物(BOW−VISOR)を装備する。
燃料油と荷油
燃科油は自船で使う油でFUE LOILと称し、オイルタンカーが貨物として運搬する油はCARGO OIL(荷油)と称する。
ヘルム角(HELM ANGLE)
操舵スタンド付き舵角指示器による舵角を、一般にヘルム角、舵取機室の舵頭での舵角を実際ヘルム角という。
ビルジキール(BILGE KEEL)
ビルジキール(湾曲部竜骨)は横揺れ抵抗作用の最も大きいもので、横揺れ中心より最も遠くにあってモーメントの腕が大で、一枚の板が垂直に船体より突出しているからである。大きな横揺れ角においては単なる垂直平板と考えて得られるより遥かに大きい横揺れ制御作用をすることが実験により確かめられた。
この原因としては、
(1)多量の水を水面上方又は下方に加速させるために造波抵抗を生ずる。
(2)水の加速運動のために、その反作用としてビルジキール付近の船体にも水圧が増大してこれが抵抗モーメントとして動く。

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第4−13図

 

 

 

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